OSで認識できなかった搭載メモリをRAMディスクとして使える『RamPhantom3』
で『Google Chromeを丸ごとインストール』して使っています。と書いたところ、Google Chromeはどうやったら違う場所にインストールできるのか?と結構聞かれるのでちょっと解説します。
まずGoogle Chromeはデフォルトで
"C:\Documents and Settings\PCのユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome”にしかインストールできません。そこで、ここはジャンクションという方法を使ってあたかも指定のフォルダがインストールしたフォルダであるかのようにOSでふるまわせます。
今回は電源を落としてしまうとRAMディスクの情報が消えますのであくまで『RamPhantom3』のようにデータをバックアップし復元できる機能を持ったRAMディスクが対象となりますので注意してください。
まずRAMディスクを"X:\"PCのユーザー名を”ユーザー名”と仮定して説明します。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896768(en-us).aspx
に行き”Junction”をダウンロードします。
解凍し中にある”Junction.exe”をc:\の中に移動します。(移動場所はどこでもいいのですがコマンドプロントを使うためわかりやすくc:\にしました。)
x:\の中に
”Google Chrome”
というフォルダを作り
"C:\Documents and Settings\PCのユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome”
の中身をコピーします。(”User Data”と”Application"という2つのフォルダがあります。)
"C:\Documents and Settings\PCのユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome”
の
”Chrome"
のフォルダを
”Chromexxx”
のように改名します。
スタート → プログラム → アクセサリ → コマンドプロント で”コマンドプロント”を立ち上げます。
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Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.
C:\Documents and Settings\ユーザー名>
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となっていると思いますので、
>の後に cd \ と打ち込みます。
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Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.
C:\Documents and Settings\ユーザー名>cd \
C:\>
————————————————-
となりカレントドライブが c:\ に移動しました。
C:\>の後に
junction "C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome" "X:\Google Chrome"
と打ち込み Enterキーを押します。
不安な方はコピペをし”ユーザー名”を自分のものに変えて使ってください。ただ、コマンドプロントでペーストするときは右クリックで”貼り付け”となります。
エラーが出なければこれで終了です。たいていの場合、打ち間違いが原因です。
X:\Google Chrome\Application\chrome.exe
を起動させてみてうまく動くことを確認し、改名した
”Chromexxx”
を削除し終了です。
自分が使ってみた感想は速くなった感じはしますが、速さよりGoogle Chromeをやそのキャッシュなどをc:\で汚したくない、という方向けかなと思います。
Google Chromeは十分早いですから・・・
あと同じ手法で”User Data”だけとか”Cache”だけとかをRAMドライブに移すこともできます。コマンドプロントでの打ち込みは多くなりますが。