ノートパソコンのメモリ増設(メモリ選択編)

ひと昔前は相性問題などで失敗率も高かったメモリの増設ですが、最近では無理をしない限りほとんど失敗などなくなりました。

今回は『東芝 QOSMIO F30』を例にとって説明します。

まずはメーカーサイトからメモリに関する情報を仕入れます。

512MB/2GB(PC2-4200対応、DDR2 SDRAM)デュアルチャネル対応
とあります。

ここで増設のパターンがいくつか考えられます。

1.とっても安く済ませる。 → 512MB1枚追加 で合計1G
2.安く済ませる → 1GB1枚追加 で1.5G
3.デュアルチャネル活かし → 512MB2枚追加(元の512MBは外す)
1Gでデュアルチャネル
4.最大まで増設 → 1GB2枚追加 MAX2G

おそらく選択肢としては1or4

最近ではメモリも安いので4がお勧めです。

次に対応メモリを調べてみます。

2009101335

DDR2 667 (PC2-5300)でも大丈夫そうです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でこれさえわかればお店に行って
「PC2-4200かPC2-5300でノート用のSDRAM 1Gふたつ」
なんて言うと出してくれます。バルク品などで心配なら相性保障などつけて買いましょう。

「QOSMIO F30」で使うなんて言うとさらにOKです。

ネットで買うなら


 NTT-X Store のこのメモリ なんていかがでしょうか?
PC2-4200対応 増設DDR2 200ピン S.O.DIMM SDX533-1G×2
1Gバイト2枚で 4,980円です。

チープに済ませるなら
PC2-4200対応 増設DDR2 200ピン S.O.DIMM SDX533-512M
2,650円です。

IO DATAのQOSMIO F30動作確認済みなので安心できます。

メモリが用意できたら次はパソコンに装着です。

手順は次回に・・・

OSで認識できなかった搭載メモリをRAMディスクとして使える『Gavotte Ramdisk』

メモリが安くなってきて2Gバイトの2枚挿し、合計4Gバイト挿したら、なんとOSに3Gバイトしか認識されず、なんか損した気分になってしまう。

そんな時は『Gavotte Ramdisk』を使ってOSに認識されなかった分を有効に使いましょう。

通常32ビット版windowsはXP、vistaともに最大で3.5Gバイトぐらいしか認識されず、500M~700Mぐらいは使えなくなってしまいます。この『Gavotte Ramdisk』はOSの管理外のメモリをディスクドライブのようにしたり、USBメモリのようにしたりできるソフトです。

言うまでもなくメモリですのでとっても速く動作します。電源OFFでキャッシュがクリアされますので一時的なキャッシュ利用のために使うことをお勧めします。
自分は6Gバイトのメモリを積み2.5GのRAMディスクとしています。IEのキャッシュとPhotoshop、illustratorの仮想ディスクとして使っています。

まず、

http://www.chweng.idv.tw/swintro/ramdisk.php

に行きます。

WS038

一番下 http://www.chweng.idv.tw/downloads/rramdisk.zip

をダウンロードします。

解凍するとこのようなフォルダができます。

WS089

ram4g.regを実行しレジストリを追加、ramdisk.exeを実行。

WS090

Disk Size:は余剰メモリだけであればいじる必要がありません。
Driver Letter:は何でもいいのですが”X”にしました。
Media Type:はFixed Mediaです。vistaであればRemovable Mediaを選択しUSBのReadyBoostとしても使えます。

『OK』をクリックししばらくすると再起動してくださいと出ますので再起動してください。Driver Letterで設定したドライブ名でRAMディスクができているはずです。

少ないメモリでRAMディスクをという方には

をお勧めします。