フリーの画像編集ソフトGIMPで南国リゾートを雪景色にしてみる (その2)

フリーの画像編集ソフトGIMPで南国リゾートを雪景色にしてみる

前回は雪を積もらせました。

今回は雪を降らせます。

新しくレイヤーを作ります。

GIMP レイヤー

このレイヤーを黒く塗りつぶします。『編集』→『描画色で塗りつぶす』

GIMP 塗りつぶし 

『フィルタ』→『ノイズ』→『HSVノイズ』

2010630ScreenShot_Client409

星空のようになるように調整します。

『フィルタ』→『ぼかし』『ガウシアンぼかし』で適度にぼかします。

2010630ScreenShot_Client410 

『フィルタ』→『変形』→『風』で流れた感じをだします。

WS00158遠近法で空から自然に降ってきたような感じにします。

 2010630ScreenShot_Client413

このレイヤーのモードを『スクリーン』にします。

スクリーン GIMP 

GIMP スクリーン

こんな感じになりました。
雪というよりみぞれを意識しました。(その方が寒そうなので・・・)

WS00164ブラシでところどころをぼかします。

GIMP ブラシ プロパティ

ブラシをまだらのものを使い、『揺らぎ』をチェックしました。
大きい大きさでは要所をぼかす感じで、小さい大きさで積もった雪を付け足す感じです。

GIMP 雪景色

最後に葉っぱの部分など雪が不自然なところを消していきます。

WS00165 消しゴムを使いちょっと不透明度を70ぐらいで行います。

GIMP 出来上がり

元画像はこれです。

2010630ScreenShot_Client366

フリーの画像編集ソフトGIMPで南国リゾートを雪景色にしてみる  (その1)

むちゃくちゃ暑いので気分だけでもと思い、南国の写真を雪景色にしてみようなんて思いました。

まずは写真を用意します。

GIMP 冬景色のチュートリアル

レイヤーを複製します。

GIMP レイヤー複製

複製したレイヤーを『フィルタ』→『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』でぼかします。

GIMP ぼかし

『ツール』→『色ツール』→『しきい値』で画像を二極化します。

2010630ScreenShot_Client385 

画像を見ながら調整します。

GIMP 二極化

白い部分が雪になります。
ちょうど雪がかぶっているように調整します。

WS00145 【色を選択】で白い部分を選択し、コピーします。

新規レイヤーを作りペーストします。

GIMP 新規レイヤー

先ほど作ったコピーのレイヤーは見えなくします。
削除してもかまいません。

GIMP 合成

こんな感じになります。
雪の質感を出します。

ノイズでもいいのですが、今回は『フィルタ』→『芸術効果』→『GIMPPressionist』を使います。

201071514

プリセットの『Patchwork』を選び『サイズ』の調整をします。

2010630ScreenShot_Client395

ここは感覚に頼ってください。

GIMP GIMPPressionist

『色』→『明るさコントラスト』
『フィルタ』→『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』を使い質感を調整します。

ここまででもうまく調整すると雪景色っぽくなります。

ただ今回の素材は南国リゾート、なかなか手ごわいので次回はもう少し小手技を使って更に寒くしてみたいと思います。

フリーの画像編集ソフトGIMPで写真を鉛筆画ようにする【脱色・レイヤーモード】

しばらくご無沙汰でしたが、GIMPチュートリアルです。

まず、写真を用意します。
出来ればコントラストのあるような素材が適しています。

201053ScreenShot_Client198

このレイヤーをコピーします。
レイヤーを右クリックし『レイヤーを複製』でコピーできます。

201053ScreenCut199

複製したレイヤーを『色』→『脱色』でモノクロにします。

201053ScreenShot_Client200 201053ScreenShot_Client201 

モノクロになったレイヤーをコピーし『フィルタ』→『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』で新しくコピーしたレイヤーをぼかします。

201053ScreenShot_Client202 201053ScreenShot_Client203

画像の大きさにもよりますが5px前後でいいと思います。

201053ScreenCut204

『色』→『階調を反転』でネガのように白黒を反転させます。

201053ScreenCut206

このレイヤーのモードを『覆い焼き』に変更します。

201053ScreenCut209 201053ScreenCut210

不透明度を調整して線の感じを調整します。

201053ScreenCut211

201053ScreenCut212

こんな感じに仕上がりました。

後はお好みでノイズなどを入れるとより鉛筆画っぽくなります。

フリーの画像編集ソフトGIMPでチョコレートのイラストを作ってみる 【バンプマップ】

そろそろバレンタインの季節ですね。

そこで今回はGIMPでチョコレートを描いてみましょう。

ポイントは立体感です。

まずは新規でキャンバスを作成します。

WS00162ブレンド

で背景を 作ります。この時、チョコレートの暗いところと明るいところをそれぞれ描画色と背景色にします。

20101252632010123560

こんな感じになります。

2010123561

新しいレイヤーを追加しブロック部を作ります。

WS00141短形選択で選択し塗りつぶします。
ちなみに先に作ったレイヤーは分かりやすくするため不可視にしてあります。

2010123563

更に内側を

 WS00141短形選択で選択し『切り取り』または”Delete”で切り抜きます。

2010123565

このブロックのバックを”白”にしたいので、新規レイヤーをこのレイヤーの下に作成し白くします。

2010123566  2010123568

ブロックのレイヤーを右クリックし『下のレイヤーと統合』でレイヤーを一つにします。

 

2010123569 2010123570

『フィルタ』→『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』でブロックをぼかします。

2010123574

2010123575

ここでのぼかし具合は立体的になった時の各辺や角部のアールに影響します。
丸みを帯びた立体にしたい時はぼかしを大きくし、角ばった立体にしたい時はぼかしを小さくします。
角ばった立体にしたい時はぼかしは必要ありません。

『OK』をクリックしぼかしが終わったら、ブロックのレイヤーを不可視(目のマークを消す)にし背景を表示します。
レイヤーは背景を選択します。(青くする)

2010126264 2010123561

『フィルタ』→『マップ』→『バンプマップ』をクリックします。

2010123573

方向、持ちあげ、深度を調整して立体を表現します。
飽和度をうまく使うと影の具合の強弱を調整できます。

2010123577

チョコレートっぽくなりました。

同じようにしてチョコレートに文字を入れてみましょう。

まずはブロックのレイヤーが邪魔になりますので消しちゃいます。

2010123578

文字を追加します。このとき大きさと位置を確かめておきます。
文字レイヤーの下に白で塗りつぶしたレイヤーを作りレイヤー部で右クリック『下のレイヤーと統合』で白背景に文字のレイヤーとします。

2010123580

文字のレイヤーを不可視にし、背景を表示、背景レイヤーを選択します。

2010123582

『フィルタ』→『マップ』→『バンプマップ』をクリックします。

2010123583 

2010123585

方向、持ちあげ、深度、飽和度を使いへこんだ文字っぽくします。

2010123585

チョコレートの表面に刻まれたもじっぽくなりました。

最後に 『フィルタ』→『マップ』→『オブジェクトにマップ』をクリックします。

2010123589

『向き』のタブから回転のX,Y,Zスライダを調整し斜めから見たようにします。

2010123591

『OK』で決定した後、

2010123594

適当にトリミングし出来上がりです。

名称未設定

どうでしょうチョコレートに見えますでしょうか?
バレンタインのグリーディングカードにオリジナルのメッセージなんかいかがでしょう。

フリーの画像編集ソフトGIMPで年賀状用のトラ模様を作ってみる ~追加で文字を入れる 2~

いよいよ最終となったGIMPで年賀状~です。

後は『賀正』と『年度』『住所』『名前』を入れて終わりなのですが、GIMPは縦書き機能がないので、ちょっとしたコツが必要となります。

コツといっても、

2009127128

このように横書きの文字の幅を一文字が入るくらいに狭めると

2009127129

このように縦になるということです。

これは、複数列にはできませんのでデザイン用途のときなど以外は縦書きプラグインなどを使うほうがいいでしょう。

 

では賀正を入れます。

WS00160

2009127127

と入力します。

フォントの大きさ以外は『虎』の文字と同じです。

フォントを変え『平成二十二年』と入れます。

後は住所と名前を入れて完成です。

2009129133

フリーの画像編集ソフトGIMPで年賀状用のトラ模様を作ってみる ~追加で文字を入れる~

なんだかんだで日にちがたってしまいましたが、

フリーの画像編集ソフトGIMPで年賀状用のトラ模様を作ってみる

の続きです。

フリーの画像編集ソフトGIMPで年賀状用のトラ模様を作ってみるで作った虎の模様に文字を追加します。

WS00160をクリックし

2009123107

2009123106

『虎』の文字を入れます。

 2009123109

2009123111

『フィルタ』→『ノイズ』→『ごまかす』で文字の輪郭を加工します。

2009123110

 2009123111

『フィルタ』→『ぼかし』→『モーションぼかし』で文字をぼかします。

2009123112

2009123113

こんな感じになります。

2009127131

フリーの画像編集ソフトGIMPで年賀状用のトラ模様を作ってみる

いよいよ年賀状の季節です。
来年は寅年、そこでトラ模様の素材を作ってみましょう。

ここでは前回の
フリーの画像編集ソフトGIMPにブラシを追加する
で追加したブラシを使うことになります。

まずは新規でキャンバスを作成します。

今回はA6縦にしました。
年賀状のサイズは 100 × 148 ㎜ でJISサイズであるA6のサイズは
105 × 148 ㎜ です。

20091128075

WS00162でグラデーションの背景を作ります。

 20091128076  グラデーションの設定はこんな風にしました。

キャンバスの真ん中上から下までの適用でこのようなグラデーションになります。

20091128077

『フィルタ』→『ノイズ』→『HSVノイズ』でノイズを入れます。

20091128080

『フィルタ』→『ぼかし』→『モーションぼかし』で毛並みっぽさを出します。

20091128082

この時、角度にはちょっとこだわってください。角度が違うと変な毛並みになってしまいます。

20091128083

新規レイヤーを追加し縞模様を作っていきます。

20091128086

WS00164 ブラシで描画 をクリックしブラシを選択します。

20091128085 これを描画してみると

20091128089 こうなります。

このままでもいいのですが更に縞模様に近付けるために加工します。

WS00156 拡大縮小を使って模様を細くします。

20091128091

『色』→『トーンカーブ』&『明るさ・コントラスト』を使って黒を強くします。

 WS00165消しゴムをつかって余計なかすれ部分を消します。

『フィルタ』→『ぼかし』→『モーションぼかし』でぼかします。

 20091128093

『フィルタ』→『変形』→『ずらし』で毛並みっぽさを出します。

20091128095

20091128096

こんな感じになりました。縞模様が決まったらこのレイヤーを複製します。

複製

フリーの画像編集ソフトGIMPにブラシを追加する

GIMPではブラシという機能がありこれでキャンバス上に選んだ形を描画することができます。

インターネットで『GIMP』、『ブラシ』などで検索すると探すことができます。
Potoshopで使えるブラシなんかでも使えるものもありますので、かなりの数を探し出すことができるでしょう。
ただこの時気をつけるのが拡張子が .abr となっていること。違った場合拡張子を変えたりすると使えたりしますがたいていの場合は使えないと思ったほうがよいでしょう。

今回は筆っぽいブラシを探してみました。

見つけたのは、

20091125062

http://skylineillusions.deviantart.com/art/Paint-Strokes-PS-Brushes-101239025

左の『Download』からダウンロードします。

これを解凍し

20091125064

できた skylineillusions_paintstrokes.abr をブラシフォルダに移動します。

ブラシフォルダは GIMP2.6では
マイドキュメント → .gimp-2.6 → brushes になります。

また、GIMPのメニュー 編集 → 環境設定 のなかの
フォルダ → ブラシ で変更や追加をすることができます。

20091125072

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ファイルを移動しGIMPを起動すると、ブラシの中に追加したブラシを確認できると思います。

20091125065

これで、ブラシの追加が完了です。

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ブラシを使ってみましょう。

WS00164 をクリックし。

20091125073

色、ブラシ、大きさ、オプションを選び、右クリックでキャンバスに描画できます。

20091125067

クリックしながらマウスを動かすと、

20091125068

オプションの”フェードアウト”で

 20091125071

ゆらぎで、

 

20091125070

グラデーションだと

20091125069

ブラシしだいでいろんな表現ができます。

自分のお気に入りのブラシを探しだせたら、もっとGIMPが楽しくなりますよ。

フリーの画像編集ソフトGIMPで 選択範囲のコピーを新規レイヤーに貼り付ける方法

まずは ちゃこさんごめんなさい。

せっかくいただいてたコメントが、スパムコメントに紛れてしまっていて気づくのがこんなに遅れてしまいました。
もう2週間以上たってしまっていますので、もはや解決してしまったとは思いますがやらせてください。

デジカメ画像のレタッチ作業なのですが
レイヤーへの貼付けが上手くできません。

例えば赤・青・黄の花の元画像から
赤・青・黄をファジー選択でコピー貼付けで色毎のレイヤー(透明)を作りそれぞれの色やコントラストを調整したいのですが
レイヤーに張付いてくれず悩んでいます。

とのことなのですが、まずは選択した範囲のコピー時の注意点を・・・。

いくつかレイヤーができてくると

20091020414

こういうふうになります。この画像ですと一番上のレイヤーを選択していることになります。いちばん下の背景で選択範囲を作っていても、作業なんかをしているうちに上のレイヤーのでこの範囲をコピーしてしまったりします。
こうなると透明部をコピーしていることになりますので、いくら貼り付けても何も見えないことになります。

では、選択範囲のコピーを新規レイヤーに貼り付ける方法をやってみます。

■■■  選択範囲のコピーを新規レイヤーに貼り付ける方法 その1 ■■■

20091020390

用意した画像にてコピーしたい範囲を選択します。

20091020401

『編集』→『コピー』または『Ctrlキー』+『C』でコピーします。

新規レイヤーを作ります。

20091020403

『編集』→『貼り付け』または『Ctrlキー』+『V』にて貼り付けます。

20091020405

フローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)が追加されました。

ここで作業領域で何かを始めると自然にこの部分が新規レイヤーに収まります。

20091020406

新規レイヤーはこんな具合になっています。

20091020407

おそらく、この辺でうまくいかないのではと思いますのでもう一つの方法をやってみます。

■■■  選択範囲のコピーを新規レイヤーに貼り付ける方法 その2 ■■■

背景レイヤーを選択していることを確認します。

20091020409

コピーしたい範囲を選択しコピーします。

そのまま貼り付けます。

20091020412

新しいフローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)が追加されます。

このフローティング選択範囲を右クリックし

20091020413

でてきたメニューの中から『レイヤーを追加』をクリックすると

20091020414

貼り付けられたレイヤーとなります。

この場合注意しなければならないのが、レイヤーのバックを前もって指定しなければならないことです。

初めに新規レイヤーを透明なら”透明”にしておくとその設定で自動的にレイヤーができます。

ややこしくなったら2つ目の方法のほうが確実かもしれませんね。

フリーの画像編集ソフトGIMPで人物写真を石膏像みたいにする

あんまり使うことはないと思うのですが、たとえば建築用のパースなどで人物モデルを白い石膏モデルで表したい。そんな時に使えそうなテクニックだと思います。

まずは人間モデルを用意します。
ほんとは水着女性でやりたいのですが、今回は特別に女性サービスで男性モデルにしてみました。しかも外人さんです。

2009927304

まずはレイヤーを2つ複製しておきます。

2009928309

上から2つを使うことになります。一番下は困ったときのためのマスターです。

真中レイヤーを『脱色』でモノトーンにします。

2009927308

一番上のレイヤーを選択し、

2009928313

WS00144 『ファジー選択』で背景を選択、『選択』→『選択範囲を反転』で人物を選択範囲にします。

2009928315

WS00161 『塗りつぶし』を使って選択範囲を白く塗りつぶします。

2009928317

レイヤーモードを『標準から』『差の絶対値』に変更します。

2009928320

このようになりました。

元画像によっては、この段階で結構それっぽくなるとは思いますが、まだ人間臭いのでのっぺりとした白さへ近づけたいと思います。

『色』→『トーンカーブ』で調整します。

2009928322

2009928323

上2つのレイヤーを統合し、『色』→『レベル』でさらに調整します。

2009928329

2009928330

こんな感じになりました。

元画像は、こうでした。

2009927304

えっ?元のままがいい?
そりゃそうでしょう・・・。

フリーの画像編集ソフトGIMPで新緑の写真をきれいな紅葉の景色にしてみる

今回はわりと簡単にできる写真加工だと思います。

夏に撮った写真のなかの、緑の葉っぱを紅葉に変えて秋の気配漂う写真にしてみましょう。

写真を用意します。

CR136_L

この写真をコピーして新しいレイヤーにペーストします。

2009915292

『色』→『色相ー彩度』で画像の色を変えます。

2009915295

『色相』→『輝度』→『彩度』を調整し、葉っぱの赤にだけ注目し色を変更していきます。

2009915296

葉っぱはきれいな赤になりましたが、そのほかが変な色です。

紅葉の赤を残し、他は消したいのですが方法は2つあります。
「マスク」を使う方法と「消しゴム」で消す方法です。

今回は消しゴムで消していきます。

WS00165 をクリックし大きさなどを選択しながら葉っぱ以外を消します。

2009915298

こんな感じになりました。

感覚的に消しゴムを使うことで、背景の緑の葉っぱも生かすことがリアリティをだすノウハウだと思っているのですがどうでしょうか。

フリーの画像編集ソフトGIMPで心霊写真を作ってみる(しきい値、ぼかし)

季節がらちょっと背筋がゾッとするような合成画像を作ってみましょう。

画像を2枚用意します。

1つは幽霊になる画像、それっぽい和服の女性なんかがいいのではないでしょうか。
もう一つはなんでもいいのですが、集合写真や仲間とのポートレートなんかが作りやすいと思います。

2009816246 
まずは幽霊用の写真の背景を処理しておきます。

要は使いたい部分を取り出す作業です。今回は背景が複雑なのでパスを使って切り出します。

WS00148”パス”をクリックしパスを作成します。

2009816247

パスを1周させたら『選択』→『パスを選択範囲に』で切り出したい部分を選択し反転、背景を消去します。

2009816249

『色』→『脱色』でモノクロにします。
『色』→『しきい値』で黒白のコントラスト画像にします。このとき形がイメージに近くなるように調整するのがコツです。

2009816253 2009816254

2009816255

もう一つの画像を用意します。レイヤーで用意してもいいのですが、今回は『ファイル』の『開く』から新規として画像を用意しました。

2009816259

家族団欒の写真です。

ここに先ほど用意した幽霊画像をコピー&貼り付けします。

2009816258

WS00141 ”短形選択”で欲しい範囲を指定『Ctrl』+『C』でコピー
新規の画像に『Ctrl』+『V』で貼り付けします。

2009816262

 WS00159”鏡像反転”で向きをかえ、 WS00165”消しゴム” で周りの白い部分を消していきます。

2009818277

レイヤーの不透明度で透明化します。

2009816263

更に消しゴムで背景となじませます。

2009816265

『ぼかし』→『モーションぼかし』で幽霊をぼかします。

2009816266

『着色』を使って背景にある色(この場合はグリーン)を加えよりリアルにします。

2009816269

”色相”で色味を、”彩度”で強さを、”輝度”で明るさを調整します。

 2009816273

こんな感じに仕上がりました。

最後に位置、大きさを調整し完成です。

2009816275

ひえ~!ちょっとリアルに作りすぎてしまいました。
ジョークで作るときはちょっと手加減しましょう。

フリーの画像編集ソフトGIMPでCDジャケットのような幻想的な画像を作ってみる(フィルタ、レイヤーモード)

よくCDのジャケットなどで見る、幻想的な画像。
フレアや発光などを使って幻想的なバックグランドを作ってみましょう。

まずは背景を黒で新規画像を作ります。

新しくレイヤーを作り『投影』→『グラデーションフレア』で光彩を作ります。200982195

200982196  200982198

好みに合わせて光彩を設定しましょう。
これだけでも結構使えます。

200982199

『ぼかし』→『モーションぼかし』でぼかします。

 200982200 200982202

新規にレイヤーを作ります。

このレイヤーではフレアに重ねるラインの素材を作ります。
今作ったフレアはちょっと邪魔になるので、200982230 をクリックして非表示にしておきましょう。

WS00164ブラシを使って白いラインを何本か書きます。

 200982205

『変形』→『グルグルひねる』で回転したラインにします。

200982206 200982207

『変形』→ 『極座標』で潰したような形にします。

200982212

このラインの感じのいい一部を上記のように

WS00143自由選択ツールで選択し、新たに作るレイヤーにペーストしていきます。

WS00155 回転させたり、WS00156 拡大縮小したり、WS00157 WS00158 変形させたり、WS00159反転させたりしていくつかのラインを組み合わせます。

200982213 

最終的にはこんな感じにしました。

200982215

『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』でぼかします。

200982217

 200982218

これと、非表示にしておいたレイヤーを表示すると、

200982220

こうなります。

なじませるために、白いラインの方のレイヤーを『オーバーレイ』にします。

200982223

フレアの方の不透明度を調整、

200982222

文字を入れると

200982225

こんな感じになりました。

文字を装飾します、

 200982226

『照明と投影』→『ドロップシャドウ』、と『遠近法』で調整し完成です。

 

200982229

どうでしょうか?

CDジャケットのように見えるでしょうか?

フリーの画像編集ソフトGIMPで昭和レトロ風の写真にしてみる(フィルタ、色)

今回の作業は主に『フィルタ』と『色』を使います。

まずは完成品です。

1P1010065 

画像を用意します。

2009711123

『トーンカーブの調整』でまずは調整しておきます。

2009711124

2009711125

ポスタリゼーションで色数を減らしのぺっとした感じを出します。
『色』→『ポスタリゼーション』

2009711127

2009711130

レイヤーを複製します。

複製したレイヤーに『フィルタ』→『芸術的効果』→『油絵化』を適用。

2009711157

さらに『フィルタ』→『芸術的効果』→『漫画』の効果を加えます。

2009711160

このレイヤーを複製します。この時点でレイヤーは3枚となります。

複製したレイヤーを、『色』→『脱色』でモノクロにします。

2009711162

『色』→『着色』でセピア風の着色をします。

2009711166

この3枚のレイヤーの複製1と複製2の不透明度を調整し完成です。

2009711165

1P1010065

元画像は

P1010065 

『フィルタ』も『色』も感覚的なものですので慣れが必要だと思いますが、組み合わせで独特の風合いが出せるようになります。

フリーの画像編集ソフトGIMPでペットのはなでか写真を作ってみる

ペットを飼っている人ならご存知の『はなでか写真』本当は魚眼レンズを使った接写で撮るのですが、この魚眼レンズが結構高い。
しかもあんまり用途がないので、プロか相当カメラ好きな人でないと持っていないものです。

まずは写真を用意します。

2009615099

鼻が中央にくるように調整したほうがきれいに『はなでか』になります。

 2009615100

『フィルタ』→『変形』→『レンズ補正』をクリックします。

2009615103

『メイン』を目いっぱい右に、『周辺部』をちょっと左に調整します。
『OK』をクリック。

2009615102 1回目

レイヤーをコピーし、コピーしたレイヤーで同じ作業をします。

2009615104 2回目

2009615105 3回目

2009615106 4回目

はなはでかくなりましたが、不細工になってしまいました。
3回目ぐらいを使うことにします。

レイヤーはこうなっています。

2009615110

ちょうど良いあたりのレイヤーでトリミングします。

WS00154

『名前を付けて保存』これで完成です。

P1010114p

なお、うちの子もそうなのですが、はながでかくなっても可愛くなるとは限りません。

フリーの画像編集ソフトGIMPで顔写真のしみ、そばかすなどを修正する

顔に限ったことではないのですが、建物の電線やなど邪魔なものを消したりするのに便利なツールを使ってみましょう。

WS00168スタンプと

WS00169修正ブラシです。

どちらもある部分を違う場所にブラシの範囲でコピーするツールです。
スタンプははっきりとしていて版を押したような仕上がり。
修正ブラシは少しずつ塗っていく感じでコピーしていけます。

画像を用意します。

2009526078

カーソルのあたりのほくろを消してみます。

WS00169 修正ブラシをクリックします。

まずはコピーしたい部分、今回はほくろの周りに近い色のところを『Ctrl』を押しながらクリックします。

2009526079

これでコピー元が確定します。

ほくろの部分にカーソルを持って行きクリックしたり塗ったりしてほくろを消していきます。

ポイントとしては、『Ctrl』を押して決定するコピー元を何箇所かにして修正すると自然な感じになります。

2009526081

はっきりとコピーさせたいときは『スタンプツール』を使います。

フリーの画像編集ソフトGIMPでアニメーションGIFを作ってみる

GIMPをつかってアニメーションGIFを作ってみましょう

まずは完成品から

ダックス

まずは画像の用意です。2枚の画像を用意しレイヤーに収めます。
今回はダックス君の眼が開いてる方を元画像にし、ウィンクしてる方を加工側にします。加工側を位置調整のため透明化し位置を合わせておきます。

GIMPアニメーションGIF1

 GIMPアニメーションGIF2

レイヤーはこんな感じになってますが、ウィンク画像を元画像に合成するため元画像のレイヤーをコピーしています。

WS00142をクリックし目の周りを選択します。

 2009516227

『選択』→『境界線をぼかす』で周辺をぼかします。
2009516228

『選択』→『選択範囲を反転』で選択範囲を円の外にします。
2009516229

『Delete』キーで周りを消します。
 2009516230

『選択を解除』してみると周りが背景となじんでないのが分かりますので消しゴムツールでぼかしていきます。
2009516231

ここでのポイントは『不透明度』と『フェードアウト』です。程よくきかせてうまくぼかすのがコツです。

うまくなじんだら、ウインクのレイヤーを右クリックし『下のレイヤーと結合』でコピーした背景と合成します。

2009516240

これで目開きレイヤーとウィンクレイヤーができました。

いよいよアニメーションの作成です。

『別名で保存』を選択し『ファイルタイプの選択』からGIF画像を選択し『保存』をクリックします。
2009516235

『ファイルのエクスポート』で『アニメーションとして保存』にチェックをし、『エクスポート』をクリックします。
2009516236

『動画GIFオプション』でアニメーションの細かい設定をします。『保存』クリックでアニメーションGIFが出来上がります。

フリーの画像編集ソフトGIMPでジオラマ風画像作ってみよう(色相・カラーバランス・明るさコントラスト・レンズ補正・ぼかし)

GIMPをつかってジオラマ風の画像を作ってみましょう。

Photoshopなどでも手法は同じなのですが、初心者用ということでマスクなどは使わない簡単な方法を使ってみようと思います。

ポイントとしては、
①接写時に起きる周辺のボケ
②コントラストの強さ
③作り物っぽい色
です。

画像を用意し『色』→『色相ー彩度』を選択します。

200955158

200955159

まずは、特徴のある色として『赤』を強調したいと思います。
『B』赤の彩度をあげ強調します。

 200955160

つぎに緑をファジー選択を使い選択します。

WS00144

『Shift』キーを押しながら選択範囲を決めていきます。
失敗したら『Ctrl』+『z』で元に戻します。

200955161

『色』→『カラーバランス』を使いよりはっきりした緑にしていきます。

200955162

トーンカーブを使い画像にメリハリを付けます。

200955163

200955164

結構おもちゃっぽくなってきました。

ここで明るさとコントラストを調整しておきます。

200955165

 200955166

これを基準画像とします。

レイヤーをコピーします。

200957055

『フィルタ』→『変形』→『レンズ補正』で接写時の変形を演出します。

200955168

画像によって適度が違いますのでいろいろやって見ていいとこで決めます。

200955170

ここでまたレイヤーをコピーします。

コピーしたレイヤーを『フィルタ』→『ぼかし』→『ガウシアンぼかし』でぼかします。

200955171

消しゴムツールを使ってはっきりさせたい部分を、消していきます。

WS00165
このとき消しゴムはボケのある『Circle Fuzzy (19)』あたりを使い『フェードアウト』を使って薄めに消していくとうまくいきます。

200955177

トリミングして出来上がりです。

200955178

元画像

AV093_L

出来上がり

AV093

作ってから思ったのですが、水面があるためちょっとジオラマには向かない画像だったな、なんて感じています。

ハイアングルの風景写真なんかが雰囲気が出ます。皆さんも試してみてはどうでしょうか?

フリーの画像編集ソフトGIMPでバナーを作ってみよう④(遠近法・不透明度)

フリーの画像編集ソフトGIMPでバナーを作ってみよう③の続きです。

完成画像

head

■遠近法

前回コピー&ペーストで作ったパーツを反射っぽく加工します。
遠近法を使って上下逆にするとともに、ちょっと末広がりの画像にします。

WS00158 をクリックします。

2009410031

左右の上部をクリックしながら下にドラッグし調整します。

 2009410032
まずは左側
2009410033
そして右側

『変換』をクリックします。

■不透明度

レイヤーの不透明度のスライダを調整し透明化します。

 2009411035

 2009411034

これを移動しマスコットの影のようになるようにします。

新規レイヤーにGIMPの文字を追加します。

200946025

文字もマスコットと同じように新しいレイヤーを作り反射部を作ります。

200946026

これで完成です。

フリーの画像編集ソフトGIMPでバナーを作ってみよう③(拡大縮小・コピー&貼り付け)

フリーの画像編集ソフトGIMPでバナーを作ってみよう②の続きです。

完成画像

head 

■拡大縮小

前回消しゴムを使ってできあがった画像の大きさを調整します
200945011

WS00156

をクリックします。

画像の周りに四角が出ますので、任意の部分をクリックしながら動かします。
上下左右自由に動かせ拡大縮小できます。

このとき左側のパネルの『縦横比を維持』にチェックをする、または、Ctrl キーを押しながら動かすと縦横のバランスがそのままで拡大縮小できます。

 200946013

大きさと位置を決めたら反射部分を作ります。

■コピー&貼り付け

『編集』→『コピー』でマスコットの画像をコピーします。

200946018

新しいレイヤーを作成し、『編集』→『貼り付け』(または『クリップボードから生成』→『レイヤー』)でペーストします。

200946019

頻繁に使うコピー&ペーストですが、GIMPの場合新規レイヤーにペーストしていく方があとから修正や調整がやりやすいと自分では思っています。